トーク

⑩ 【トーク】“話すことがない”時の処方箋

(渋沢学園|トーク授業⑩)

話すことがない時間は「ピンチ」ではなく“余白のチャンス”です

視聴者は
配信者が“余白の扱い方”を知っているかどうかで
安心感を感じます。

話すことがない=沈黙
ではなく、

  • 空気を整える時間
  • 初見が入りやすくなる時間
  • 常連が休める時間
  • 温度を落ち着かせる時間

として機能させることができます。

話すことがない時に焦らない配信者は
枠が強く、視聴維持率も高い傾向にあります。


話すことがない時のコツ①:「正直に言う」だけで空気が軽くなる

“話すことがないな…” と感じた瞬間、
そのまま空気に出すと逆に重くなります。

一番軽くなるのは、
正直に少し笑いながら言うこと です。


◆ A壱式

ちょっと今、言葉探してました。  
ゆっくりいきますね。

隠すより、
軽く共有するほうが空気が柔らかくなります。


話すことがない時のコツ②:テンポを落として“余白”に変える

話題がない時ほど
テンポを早めてしまいがちですが、
逆効果です。

テンポが早い=焦っている
と伝わり、視聴者が抜けます。


◆ A壱式

…静かな時間もええですね。  
この感じ、ちょっと好きです。

テンポを落とすと
視聴者が言葉を入れやすくなります。


話すことがない時のコツ③:“軽いテーマ”を投げる

話すことがない時に
重い話題を探そうとすると、
余計にしゃべれなくなります。

正解は 軽さ です。


◆ A壱式:軽い質問

みんな今日はどんな一日でした?

◆ A壱式:雑な質問も強い

今何してるんです?  
眠くない?

軽いテーマは
初見も常連も参加しやすい入口です。


話すことがない時のコツ④:“今の空気”を言葉にする

話題がなくても
空気は常に存在しています。

空気そのものを言葉にすると
話題が生まれます。


◆ A壱式

今の空気、柔らかいですね。  
ゆっくりでいいですよ。

空気を言葉にする配信者は
余白が上手い配信者です。


話すことがない時のコツ⑤:「今日あった小さなこと」を使う

大きな出来事はいりません。
小さな出来事が雑談の入口になります。


◆ A壱式

今日コンビニ行ったらな、  
ちょっと面白いことあってん。

“日常の切れ端”が
視聴者を巻き込みやすい雑談の種になります。


話すことがない時のコツ⑥:“視聴者の一言”を拾って広げる

話題がない時は
視聴者のコメントに助けてもらうのが正解です。

ただ返すのではなく、
広げる意識 が大切です。


◆ A壱式

あ、その話ちょっと気になる。  
みんなはどう思います?

矢印を広げると、枠全体が動きます。


話すことがない時のコツ⑦:「名前」を読むだけで空気が動く

話題がなくても
名前を読むだけで空気は温まります。


◆ A壱式

○○さん、来てくれてありがとうね。

名前は最強の“巻き込み装置”です。


話すことがない時のコツ⑧:落ち着く音のトーンを出す

話題がない時ほど
配信者の声が空気を決めます。

ゆっくり・柔らかい声は
視聴者の心を落ち着かせます。


◆ A壱式

…うん、ゆっくりいきましょうね。

音のトーンは
言葉以上に空気を動かします。


話すことがない時のコツ⑨:“無理に話題を探さない”

無理に話題を作ろうとすると
視聴者が疲れます。

何より配信者が疲れます。

話題がない時は
話題を作らなくていいのです。


◆ A壱式

無理せず、この時間も楽しみましょうね。

余白の扱い方こそ、
配信者の力量です。


話すことがない時のコツ⑩:“戻る導線”を持っておく

話すことがない時に備えて
いつでも戻れるテーマを
いくつか持っておくと便利です。

たとえば…

  • 日常の話
  • 最近見たもの
  • 今日の体調
  • ちょっとした出来事
  • 視聴者への質問

これらの“戻り場所”があると
焦らなくて済みます。


◆ A壱式

そういえば、今日ちょっとしたことあってね…

戻り先があると
視聴者は安心します。


最後に:渋沢A壱から

話すことがないって、
配信が下手なんじゃなくて、
“余白の時間が来ただけ”なんです。

その余白を優しく扱えば、  
むしろ空気は整っていきます。

焦らなくて大丈夫ですよ。
あなたの落ち着きが、  
視聴者にとっての安心になります。