(渋沢学園 LIVE教室|中級科目⑦)
新規流入の“量”ではなく、“質”で配信は伸びる
初心者は
「人が多い時間=伸びる時間」と考えがち。
でも中級になると違いがわかる。
新規流入は“量”ではなく“質”。
時間帯によって初見の心理状態がまったく違う。
だから伸びる配信者は
「何時に配信すれば伸びる?」ではなく、
“この時間の初見はどんな気持ちで入ってくるか”
を読み取っている。
時間帯の“心理の傾向”を理解すると──
・初見が残る
・固定が増える
・ギフトが伸びる
・ROM勢が滞在
・視聴維持率が安定
・バトルも有利
つまり
“時間の読み方=配信者の戦闘力” になる。
この記事では
渋沢学園式の「新規流入時間の読み方」を完全にまとめる。
新規流入には「ゴールデン3時間帯」がある
TikTok LIVE全体の流れを観察すると
新規流入が起こりやすい時間帯は3つある。
◆ ① 朝の静けさ帯(7:00〜10:00)
◆ ② 夜の落ち着き帯(20:00〜23:00)
◆ ③ 深夜の吸い込み帯(23:00〜1:30)
ただし、
“視聴者の心理が違う”ので
話し方・空気・テーマ・スピードを変える必要がある。
時間帯ごとの“心理の癖”を理解すると
初見の滞在率は2〜3倍変わる。
①【朝 7:00〜10:00】静かな初見が入りやすい時間帯
朝の初見は
“言葉”ではなく“空気”を見ている。
その理由はシンプル。
・脳がまだ起きていない
・心のエンジンがかかっていない
・刺激に弱い
・静けさを求めている
だから朝は
**“静かに落ち着く空気”**が最強。
◆ 朝の初見の心理
・ゆるく見たい
・入りやすい枠がいい
・テンション高い枠はしんどい
・落ち着く声に惹かれる
・生活の延長で見ている
◆ 朝の最強テーマ
・気温、天気
・睡眠
・今日の予定
・ゆっくりしたい気持ち
・静かな共感
今日なんか眠くない?
朝のこの空気好きやねん。
◆ 朝で絶対にしてはいけないこと
・テンションMAX
・声を張る
・重い話
・無理に盛り上げる
朝は“空気勝負”。
話す内容はほとんど関係ない。
②【夜 20:00〜23:00】最も新規が動きやすい“本命時間帯”
TikTok LIVE全体で
最も動きが出るのが夜帯。
ここが“初見が最も入りやすい時間”であり
同時に“すぐ抜けやすい時間”でもある。
◆ 夜の初見の心理
・刺激より“安心”を求めている
・寂しさを抱えたままアプリを開く
・軽く繋がりたい
・自分の居場所を探している
・声の心地よさを重視する
・話す内容より“空気”
夜は一日の疲れが残っているため
“安心の温度”が刺さる。
◆ 夜の最強テーマ
・1日の疲れ
・仕事終わり
・今日の振り返り
・感情の共感
・落ち着く系の話
今日もおつかれさま。
夜のこの感じ、なんか落ち着くよな。
◆ 夜で避けるべきテーマ
・攻撃的な話
・批判
・専門的な議論
・情報量が多い話
・急にテンションを上げる
夜は“疲れている人の心の速度”が基準。
落ち着いた配信者が強い。
③【深夜 23:00〜1:30】初見の“滞在率”が最も高い裏ゴールデン
深夜の初見は
**“寂しさと安心の交差点”**にいる。
この時間帯は
初見が残りやすい。
理由は
・心が静か
・孤独感
・眠り前の安心を求めている
・声の優しさが刺さる
・気がついたら長居する
深夜は
テンションではなく、癒しが勝つ。
◆ 深夜の最強テーマ
・落ち着き
・眠れない話
・ちょっとセンチな気分
・生活の安心感
・優しい独り言
なんかこの時間って落ち着くよね。
眠れん夜ってあるよな〜。
◆ 深夜で避けるべき話
・テンション高すぎる
・情報量が多い
・重い自己開示
・ネガティブすぎる相談
深夜は
“心の速度が最も遅い時間”。
配信者もゆっくりでいい。
新規流入の“質”は、時間帯で変わる
ここから一番重要。
時間帯ごとに
「初見の性質」
「滞在率」
「コメントしやすさ」
「ギフト行動」
が変わる。
渋沢学園ではこのように整理している。
◆ 朝(7〜10時)
✔ 落ち着いた人
✔ コメント少なめ
✔ 生活系が刺さる
✔ ギフトは少ない
✔ 滞在率はやや高い
◆ 夜(20〜23時)
✔ 初見が最も入りやすい
✔ コメントが動きやすい
✔ 話題を広げやすい
✔ ギフト導線が作りやすい
✔ ただし離脱も多い
◆ 深夜(23〜1:30)
✔ 滞在率が最も高い
✔ コメントの波が安定
✔ ギフトは“優しさ系”が動く
✔ 依存しやすいが強い固定に変わる
時間帯を“心理”で見れるようになると
配信の質が一気に上がる。
時間帯による「初見の滞在率の違い」
より細かく分析すると、
滞在理由の傾向も変わる。
◆ 朝の滞在理由
・落ち着く
・静か
・やさしい
・負担がない
◆ 夜の滞在理由
・共感
・会話のしやすさ
・安心感
・声の心地よさ
◆ 深夜の滞在理由
・癒し
・寄り添い
・声の温度
・孤独が和らぐ
滞在率=
“初見の心の状態 × 配信者の空気”の組み合わせ。
新規流入が多い“5つの瞬間”を理解する
時間帯だけでなく、
流入が起きる“瞬間”もある。
渋沢学園では、
以下の5つは流入が急増しやすいと分析している。
◆ ① 配信開始5〜10分
理由:TikTokの「新着」に乗るため。
→ 入口の空気が最重要。
◆ ② コメントが連続した後のタイミング
理由:LIVEの“熱量”をTikTokが検知するため。
◆ ③ いいねが連打された時
理由:レコメンドAIが“拡散対象”と判断する。
◆ ④ バトル中の一気に動く瞬間
理由:戦闘の動きが視聴者の注目を引く。
ただし **“バトル開始1分以内”**が最強。
◆ ⑤ 深夜の0:30〜1:00に入る初見
理由:眠れない人がアプリを開く時間。
流入を読む=
“TikTokの動き × 視聴者の心理”を読むこと。
新規流入を最大化する「空気の作り方」
初見は“最初の3秒〜10秒”で
抜けるか残るかを決める。
新規流入が多い時間ほど
入口の空気が命。
◆ 初見が残る空気
・落ち着いた声
・ゆっくり
・余白
・柔らかい表情
・否定しない
・生活系の軽い話
◆ 初見が抜ける空気
・テンションが急に高い
・早口
・表情が固い
・圧が強い
・話が深い
・感情が重い
新規流入が多い時間帯ほど
“温度”を丁寧に作ったほうが強い。
新規流入時間帯で使う最強テンプレ
時間帯別に
すぐ使えるテンプレを置いておく。
◆ 朝
ゆっくり見てってな。
この時間、なんか落ち着くよね。
◆ 夜
今日もおつかれさま。
なんか話したくなる夜やね。
◆ 深夜
眠れん夜ってあるよな。
この時間の静けさ、好きやわ。
シンプルに見えるが、
心理と空気の速度にぴったり合っている。
初見が残りやすい「入口3分」の設計
新規流入時間帯の入口は
“丁寧さ”がすべて。
以下が黄金ルール。
◆ ① 声を落ち着かせる
速度の遅い視聴者に合わせるため。
◆ ② 表情を柔らかくする
緊張を解くため。
◆ ③ 挨拶は短く
ゆっくり見ていってね。
これだけで完成。
◆ ④ 話題は生活系
今日寒かった?
入口の温度で
初見の滞在時間が決まる。
A壱式:時間帯ごとの“攻め方”
最後に、
渋沢A壱本人のスタイルに基づいた
最強の攻め方をまとめる。
◆ 朝
・声低め
・速度ゆっくり
・生活系
・共感多め
・ROM勢が滞在しやすい枠を作る
◆ 夜
・空気の作り込み
・共感の波
・コメント誘発
・温度を一定に
・初見を“安心で包む”
◆ 深夜
・声の粒度を細かく
・落ち着いた話題
・孤独感に寄り添う
・優しい締め
・固定が増える黄金帯
時間帯別の“心理の速度”を理解することで
配信の強さは大きく変わる。
A壱から、最後にひとこと。
時間ってね、
ただの数字じゃなくて
“心のリズム”なんよ。
朝の静けさ、
夜の疲れ、
深夜の孤独。
その全部に寄り添える配信者が、
長く愛される。
焦らんでいい。
あなたの声の温度が、
初見の滞在理由になるからね。