トーク

④ 【トーク】否定しない返し方

(渋沢学園|トーク授業④)

否定は一瞬で「空気を冷やすスイッチ」になります

視聴者は、配信者の言葉の温度にとても敏感です。

  • 「それ違うよ」
  • 「いやいや」
  • 「そうじゃなくて」
  • 「何言ってるの」

このような否定の言葉は
相手ひとりだけでなく
“見ている全員”の心を固くします。

否定された人は黙ります。
それを見た周りも黙ります。
沈黙し、空気が重くなり、
次のコメントの入口が消えます。

反対に、
否定しない返し方を身につけると
コメントが増え、空気が柔らかくなり、
視聴維持率が安定します。


否定しない返し方①:「そういう考えもある」で包む

一番基本で、一番強い返し方です。

視聴者の考えを一度肯定し、
そこに優しく「余白」を作ります。


◆ A壱式

そういう考えもありますよね。  
ちょっと面白い視点やと思います。

この一言は、
視聴者に「自分の意見は価値がある」と
受け取ってもらえる返し方です。


否定しない返し方②:気持ちを先に拾う

言葉を否定するのではなく、
“気持ち” を拾うと空気が優しくなります。


◆ A壱式

そう思ったんですね。  
言ってくれて嬉しいですよ。

相手の気持ちを尊重する返し方は
安心感を生みます。


否定しない返し方③:「一旦受け止める」姿勢を出す

視聴者は「正しさ」より
「聞いてもらえたかどうか」を重視します。


◆ A壱式

なるほどね。  
その考えもわかりますよ。

正解を求める返しではなく、
“まず受け止める” を意識します。


否定しない返し方④:語尾を柔らかくする

否定ではなくても
語尾がキツいと、否定に聞こえます。

  • 「いや、違う」
  • 「でもさ」
  • 「それはない」

こうした強い語尾は
空気を固くします。


◆ A壱式

うん、そういう見方もありますよね。  
僕はこういうふうにも感じたかな。

語尾が柔らかいだけで
空気は温かくなります。


否定しない返し方⑤:「ツッコミ」で逃がさない

ツッコミは
角度を間違えると“否定”になります。

例)
「何言ってんねん笑」
「それちゃうやろ笑」
「おいおい笑」

笑いを付けても、
言われた本人は少し傷つくことがあります。


◆ A壱式:角度を変えるツッコミ

それ言う?笑  
ちょっと好きやわ、その感じ。

“茶化す” のではなく
“拾って広げる” ツッコミが正解です。


否定しない返し方⑥:意見が違っても“否定せず並列にする”

視聴者と意見が違う時は
反論せず「自分の意見を並列に置く」イメージです。


◆ A壱式

そういう見方もありますよね。  
僕はこうも思ったりします。

同じテーブルに置くことで
ぶつかりが消えます。


否定しない返し方⑦:相手を変えようとしない

否定は「相手を変えようとする時」に出てきます。
しかし、配信では
相手を変える必要はありません。

違う意見でOK。
一旦受け止めてOK。
そこから優しく流せばOKです。


◆ A壱式

いろんな考え方あっていいですからね。  
話してくれてありがとう。

“受け入れの空気” は最強の武器です。


否定しない返し方⑧:コメントが荒れそうな時ほど柔らかく返す

否定が起きやすい場面は
配信者の手腕が試される瞬間です。

  • 意見が対立している
  • 過激なコメント
  • 空気がざわつく

ここで否定を返すと、
炎上の入り口になります。


◆ A壱式

いろんな考えがあって当然ですよ。  
みんなでゆっくり話していきましょう。

対立を“並列”にして、
空気を落ち着かせます。


否定しない返し方⑨:否定されても”やわらかく返す”

配信者自身が否定された時、
反射的に否定で返してしまうと
空気が崩れます。


◆ A壱式

そう感じさせてしまったならごめんね。  
言ってくれてありがとう。

否定を受け流す姿勢は
視聴者からの信頼につながります。


否定しない返し方⑩:“空気の温度”を残す返し方

返した後の空気が
柔らかいかどうかが最重要です。


◆ A壱式

話してくれてありがとうね。  
こうして言葉が行き来するの嬉しいですよ。

返し方の目的は
“問題を解決する” ことではなく
“空気を守る” ことです。


最後に:渋沢A壱から

否定って、  
たった一言で空気を固めます。

でも、受け入れの一言は  
たった一瞬で空気を温かくしてくれます。

あなたの優しい返し方が、  
枠の未来を作りますよ。